明日からつかえる 「コーヒー豆生産処理」 の豆知識
カフェやコーヒースタンドに行くとコーヒーメニューに
◯◯ウォッシュドとか◯◯ナチュラルなんて名前を見かけたことはありませんか?
それはコーヒー豆をどうやって「処理しましたよ」ってことなんです。
実は、この処理の仕方でコーヒーの風味がガラッと変わってくるんです。
#生産処理とは
生産処理とは、
コーヒー豆=種子
その種子を実から取り出す作業を「生産処理」や「プロセス」と呼びます。
品種が味わいに影響を与えるように、
生産処理によっても味わいは劇的に変わります。
例えば、同じ農園、区画、品種のコーヒー豆に異なる生産処理を施した場合、
味わいはまったく異なるものになります。
代表的なものをご紹介しますね。
#1 ウォッシュド(水洗処理)
水で洗って種を取り出す方法。
酸味を際立たせ、繊細な風味を引き出す、
素材由来の味わいを活かす最適な方法。
浅煎りだとスッキリした味わいになり、
深煎りだとまろやかな味わいになるのが特徴です。
#2 ナチュラル
天日干しのこと。
数日から数週間かけて乾燥させます。
ナチュラルは環境負荷が少ないプロセスなので環境負荷が少ない方法。
浅煎りだとキレのある味わいになり、深煎りだとコクのある味わいになるのが特徴
#3 パルプドナチュラル
ウィッシュドとナチュラルの中間にあたる生産処理。
コスタリカではハニープロセスと呼ばれています。
味わいもウォッシュドとナチュラルの特徴を兼ねそなえてます。
#4 アナエロビックファーメンテーション
日本語に直すと「嫌気性発酵」
嫌気性発酵は元々はワインなどでよく見られる手法です。
ナチュラルでは天日乾燥など空気に晒され、
酸素に触れながら発酵していきます。
発酵酵母の中には酸素を嫌い、
酸素がないところで活動的になる酵母やバクテリアがいます。
そのバクテリアが活発に活動し発酵すると、
通常の発酵時とは違った味わいやフレーバーが生まれるのです。
そうすることで、通常の発酵時とは異なった
独特なフレーバーや甘みなどが生まれます。
#まとめ
ウォッシュド(水洗処理)→水で洗って種を取り出す方法
ナチュラル→天日干し
パルプドナチュラル…ウィッシュドとナチュラルの中間
アナエロビックファーメンテーション…嫌気性発酵
品種も味わいに大きな影響を与えますが、
生産処理は科学的で工夫次第では想像もできないようなフレーバーを生み出すこともできます。
ぜひ、コーヒーを選ぶ際に
「生産処理」の違いにも注目して選んでみてくださいね。
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